秋も終わりに近づき、樹々の葉もすっかり赤や黄に染まった11月、視覚障がい者ゴルフの国際大会「外務大臣杯・文部科学大臣杯2016 ブラインドゴルフ ジャパンオープン チャンピオンシップ」が開催され、世界11ヶ国から集まった80名のブラインドゴルファー達による熱き戦いが繰り広げられました。
本大会は、外務省・スポーツ庁の後援により、成績優秀者には「外務大臣杯」「文部科学大臣杯」が授与される、我が国で唯一・最大規模の継続的に開催されてきた、世界ブラインドゴルフ協会(IBGA)公認の視覚障がい者ゴルフの国際大会です。 障害者手帳の交付を受けた視覚障がい者で、ガイド(介添者)同伴でゴルフコースでのプレーができる方であれば、だれでもご参加頂けます。
今回も日本ゴルフ協会(JGA)・日本プロゴルフ協会(PGA)・日本ゴルフツアー機構(JGTO)・日本障害者スポーツ協会、他16の団体・法人等の後援・協力の下に開催されました。
大会パンフレットには岸田文雄外務大臣ならびに松野博一文部科学大臣からのご挨拶文が掲載され、スペシャルゲストとして英国からは、リディア・コーらと並び、将来を嘱望されるヤングエイジの1人、チャーリー・ハルさんが応援に駆けつけ、大会に華を添えて下さいました。
※チャーリー・ハルさんは日本でのブラインドゴルフを応援した直後、米国で出場した「米国女子・CMEグループ ツアー選手権」で見事、優勝を飾りました。
国内からも、中山徹プロ・岡田美智子プロ・吉川なよ子プロ・稲葉真寿美プロ他、多くの錚々たるツアープロが応援に駆けつけて下さり、80名の介添え(ガイド)・40名のスコアラー、その他大勢のボランティアの方々に支えられて本大会を開催することができました。
本当にありがとうございました。
大会当日は、心配していた天気予報を見事に覆し、時折晴れ間も見え、秋の彩りで美しく飾られたコースの中、世界各国・日本各地からの80名のブラインドゴルファー達が,日本の深まる秋を満喫しつつ、思い思いのショットを繰り返しながらプレーを楽しみました。
表彰式では、国や文化の違いを越えて各国のブラインドゴルファーと介添者(ガイド)、ボランティアの皆さんが互いに打ち解け、盛況を呈した大会となりました。
以下、本大会の様子をご紹介致します。