ブラインドゴルフのルール Ⅴ.知的障害者

 知的障害者については、ゴルフ規則をそのために特に修正しなければならないというようなことはないようである。このV.のグループのゴルファーの殆どは、ゴルフ規則に基づいてプレーしようということに決まれば、そうすることができる人たちであるからである。ただ、中にはエチケットをはじめ、ゴルフのプレーそのものについてもコース上で傍に付いていて何かと助けてもらえる人を必要とするプレーヤーもいるかも知れないが、その点では、「コース上での介助者」("on - course supervisor")」は、ある場合には、視覚障害者に対する「付添い者」とよく似たところがある。また、一つの組あるいは複数の組を担当していて、求めがあればすぐに助けに行くというように、介助者が「オブザーバー」のような機能を持つ場合もある。そのような場合には、介助者はゴルフ規則上は局外者の扱いとなろう。いずれにしても、介助者の規則上の扱いとその任務を前もって決めておかなければならないが、その際に、介助者の任務については、規則6-4(キャディ)と規則8-1(アドバイス)に矛盾する点が出てくる筈なので、その点よく検討する必要があろう。

 知的障害者の人たちとのまだ僅かな接触から得た経験だけでは、ゴルフ規則の下でこれらのプレーヤーが必要としているものについて、ここでもっと詳しく取り上げて行くことはとてもできそうにない。しかしながら、知的障害者も段々とゴルフゲームに加わってきているので、今後とも、これらの人たちがゴルフをする上で支障となっている問題点があればそれを取り上げて、ゴルフ規則を然るべく修正する方向に進むことが必要であろう。