ブラインドゴルフのルール 関連するいくつかの問題

記以外の障害者

 上記以外にも、肉体的な弱点があって、それがある程度の障害となっていたり、あるいはプレーに必要な能力にかなりの影響を与えているゴルファーも数多くいる。例えば、視力減退を来しているゴルファーや、重症の関節炎や指を無くしていることのためにクラブを握れないゴルファーなどがそれである。そして、上述してきたような折角の修正規則も、そのような人たちには格別役立たない。しかしながら、締め付けバンドやグリッピングエイドなどを使うことによってそういった人たちがゴルフをプレーできるようになるのであれば、JGA としては、そのような装具を使用することが規則14-3(人工の装置と異常な用具)の違反となるかどうかを、案件ごとに個別に検討し、裁定を下すこととしたい。裁定をご希望の方は、使用したい装具(または写真や説明図)を添え、地区連盟経由でJGA 宛に文書でお申し越し下さい。

エチケット:コース上の礼儀(プレーのペース)

 次のようなことがゴルフ規則の最初の部分に記されている。 『各組とも、他のすべての人のために、プレーを遅れさせないようにするべきである。…コース上での進行が遅れて前の組との間に完全に1ホール以上の間隔を生じた組は、後続の組をパスさせるべきである。』

 健常者も障害者も、プレーのペースを維持し、前の組に遅れないようともにベストを尽くしてほしいところである。この点については、誰であろうと、例外扱いは認められない。

エチケット:コースの保護

 スルーザグリーンでは、プレーヤーは、スパイクやタイヤ、その他の補助器具でコースを傷つけたときは、どのようなものであれ、直ぐに直しておくべきである。一方、グリーン上では、そのような損傷箇所があれば、その組のプレーヤー全員がそのホールのプレーを終えた後に直すべきである。天候や芝の状況次第では、障害者は補助器具の一部についてその使用を禁止されることがあるかも知れないが、殆どの場合それは臨時措置として行なわれているようである。

 現在進められている調査研究が、芝作りに殆ど影響を与えることのないような補助器具の開発をもたらしてくれることが望ましいし、一方、これらの補助器具が芝に与える本当の、見かけではなく本当の衝撃について、一般ゴルファーを再教育することも必要であるかも知れない。

規則6-7(不当の遅延)

 健常者のゴルファーを対象とする場合、この規則6-7はその解釈においても適用においても並々ならぬ難しさを伴うものであるが、障害者に規則6-7を適用する場合の適用の手法を参考までに示すこともまた同様に難しい。明らかに、不当の遅延の要件を決めるに際しては主観的要素が相当に入ってくるので、委員会に大幅の裁量を与えることが必要である。その点、障害者を対象とする場合には、不当の遅延の要件については少し緩やかな解釈が望まれる。

 最後に、各委員会は不当の遅延についての定義を作るに際して、委員会がこれこそ合理的なパラメーターと思うほどのものを持っていなければならない。そのためには、コースの難易度や、天候、コースの状態などを考慮に入れなければならない訳であるが、それ以上にもっと詳細なガイダンスを委員会に与えることは、恐らく現実的ではあるまい。